有料老人ホームの広告の見方

分譲のマンションや賃貸住宅などに混じって、有料老人ホームの広告のチラシなども目にすることがあります。どのチラシもカラー刷りで建物の写真やイラストなどを効果的に使用しています。「人生のプラットフォームにふさわしい・・・」「人生のステージの最終楽章・・・」など謳い文句もそのゴージャスなイメージやステータスを強く印象付けています。
でもちょっと待って下さい。こうした写真やイラスト、キャッチコピーなどはデザイナーやコピーライターなどの専門家が考え抜いて作った呼び込み道具で、必ずしも実際の商品である老人ホームを正確に映し出しているとばかりは言えないのです。特にメインとなる建物の写真やイラストなどは参考程度に考えておく方が良いでしょう。と言うのはたいていの場合は新聞などで広告を打つ時点で肝心の建物は建設中かあるいはまだ図面だけという場合すらあります。チラシのメインに使っているのがイラストなどのいわゆるパース画の場合などは間違いなく建物はまだ建築中で、専門のイラストレーターが図面などを元に「完成予想図」として描いているだけです。実際に出来上がってみた建物とは外観が違うとか、設備が異なるなどということはひんぱんにあります。また広告主である老人ホーム側も後々トラブルの種とならないようイラストの端か、チラシの隅に「これはイメージです」とか「完成予想図、実際の建物とは仕様やデザインなどが異なる場合があります」と、たいていは記載しています。こうした豪華なイメージに踊らされて入所を決めて、後でここが違う、あれがないと言ってもたいていの場合は言うだけムダという結果になります。


ページのトップへ